メチエ基礎 METIER' Foundation Course

ART

興味、関心にあわせて選べる4分野

芸術学部のカリキュラムの特徴は「2年進級時に希望の専攻を選べる」ことです。
入学して1年間は、洋画、日本画、立体、陶芸、テキスタイル、版画、映像の7つの専攻から好きな専門分野を4つまで選んで学ぶことができます。異なる分野を選んで、それぞれの特徴をつかんだり、興味のある分野を比べたりすることが可能です。あるいは、ひとつの分野に絞って1年間取り組むこともできるので、自らの興味、関心に合わせて学び進めることができます。

たとえばこんな選び方が可能です

2年次以降は、7つの専門分野から一つを選択。専門性を深めていきます。

学生インタビュー

4年生 山下瑞希さん(映像専攻)
1年次の経験が、可能性を大きく拡げてくれた。
中学校から高校までずっと油絵を学んできましたが、他の技法に挑戦したいと考え、7つの専攻から選べるプログラムでは日本画と映像を選択しました。新たな制作手法を体験することで、興味の幅がぐっと拡がったと感じています。2年次からは洋画ではなく映像専攻に進み、専門性を深めています。これまで取り組んできた油絵の表現を活かした作品も構想中。異なる分野の手法を幅広く学び、創作に対する柔軟性や思考力を育てられたからこそ、新しい物事に挑戦する勇気を持つことができました。

「メチエ基礎」以外の新カリキュラム

2017年度、芸術学部はカリキュラムの大改革を行いました。これまで受験時より7つのコースに分かれていた学部構成を再編。表現者にとって大切な観察力、思考力、創造力、コミュニケーション力などをやしないながら、専門領域への導入を図ることで、自身の専門性をより深めたり、新たな表現の可能性を発見したりすることが期待できます。

学生25人に教員3人の「基礎ゼミ」を開講。

隔週で開かれる「基礎ゼミ」では、学生一人ひとりの制作や受講している授業の状況などを共有しながら、グループディスカッションなどを展開。教員やクラスメイトとの対話から「コミュニケーションしながら学ぶ」ことを身につけます。専門性を横断して、自由に行き来するカリキュラムだからこそ、基礎ゼミがホームルーム的な役割を担って学生をアシストします。

表現者としての幹をつくる共通授業がスタート。

芸術学部1年次の共通基礎授業として「体幹教育」が新たにはじまりました。「体幹」とは身体の胴体部分のことを指す通り、表現者にとっての「土台」となる観察力や思考力、想像力などを鍛えるプログラムです。「つくる」ことだけに傾倒してしまいがちな芸術教育において、表現の根底にある考え方や心の持ちようを学びます。