デジタル革新で変わりゆく社会に新しい価値を提案する

デジタル革新によって、人類社会は仮想と現実が交わりあう新たな段階=Society5.0(※)に突入しようとしています。同時に、SDGsなど持続可能な社会のあり方が問われるなかで、この時代を明るく切りひらいていくために、AIテクノロジーをうまく活用し、主体的に課題を発見し解決に導く力が求められています。メディア表現学部では、メディアとコンテンツに関する広い知識とビジネス感覚を身につけた、新しい価値を創造するクリエイターを育成します。「どんな人でも暮らしやすく、ポジティブでわくわくする」社会をめざし、最先端の表現に不可欠なプログラミングやテクノロジー全般の技術を用いて、教育、医療、都市設計、経済、娯楽などあらゆる領域における、さまざまな課題を解決できる多面的な能力を養います。

※Society5:狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画において日本がめざすべき未来社会の姿として提唱されました。サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)のことです。

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4年間の学び

  1. 1年次

    FIRST

    プログラミングや コンテンツ制作の 基礎を学ぶ

    アイデアを形にするためのツールであるテクノロジーの基本を理解し、活用するための論理構成力をやしないます。また、コンピュータープログラミングの基礎的な技術を修得。他者と協働しやすいプログラミングの特性を活かし、関心あるテーマで実践的に学びを深めます。さらに、ワークショップを通じて音楽や映像作品の制作手順や共同作業の進め方を学び、各メディアの特性を知ります。

  2. 2年次

    SECOND

    自分の興味に合わせて専攻を選び、 コンテンツ制作力をみがく

    「メディア情報」「イメージ表現」「音楽表現」のいずれかの専攻に属して各自のテーマを追究。コンテンツ制作の力をみがきながら、企業等でのインターンシップを通して社会を動かす方法や、新しいつながりや楽しさを生み出す仕組みをつくるアイデアの発想法を学びます。同時に、課題を発見する力、その課題をテクノロジーを通じて解決するための道筋を探求していきます。

  3. 3年次

    THIRD

    企業や行政機関などで 実践的なプロジェクトに取り組む

    自身の研究テーマと、テクノロジーに関する技術力を中心に、さまざまな企業、行政機関、研究機関等と連携し、社会課題を解決するプロジェクトに取り組みます。さらに、チームで協働してプロジェクトを動かす力や、社会に新しい価値を生み出すプロジェクトを立ち上げ、ビジネスとして成立させるための力を身につけます。

  4. 4年次

    FOURTH

    卒業プロジェクトで考えを形にし、 課題解決の提案を社会に発表

    これまでに得た学びの集大成として、自分の考えを形にし、人に伝えるための卒業プロジェクトに取り組みます。インターンシップや課題解決型の授業で培った知見を生かし、アイデアとテクノロジーを掛け合わせた、社会課題解決につながる具体的な提案を社会に向けて発表します。

新学部特設サイト「京都精華大学エクストラ」

新学部特設サイトを公開しました。教員のポッドキャストやコラムなど、随時情報を追加公開していきます。ぜひご覧ください。

専攻

1年次[共通]

プログラミング必修で基礎を固める
1年次は最新テクノロジー活用の基本として、さまざまなツールの使い方を習得します。なかでもプログラミングは必修科目。ゲームやビジネスアプリケーション等にも用いられるPython(パイソン)などのコンピューター言語で実際にものづくりをし、制作の仕組みを学びます。
 
音楽・映像制作の基礎を学ぶ
コンテンツ制作の基本スキルを講義・演習の両形式で学びます。音楽や映像の構成要素を理解し、制作ワークショップを通じて、機器の操作を習得するとともに、作品制作の手順や共同作業の進め方を学び、各メディアの特性を理解します。
 

2年次以降は3つの専攻に分かれます

新しい楽しさ、新しいつながりを生み出すために必要なのは、聴覚、視覚、伝達の3つの要素。「伝える手段」であるテクノロジーやプログラミングと、聴覚と視覚に訴えかける「コンテンツ」を網羅的に学びます。 

社会課題解決型の学びを通じて 実践力をみがく

企業と連携した実践的な授業で、アイデアを形にして社会に投げかける多様な方法を学びます。人々を楽しませるコンテンツ制作に加えて、生活を便利にしたり、変化を起こすあらゆるものについて提案できるようになるため、学内で学んだ知識と技術をビジネスに活かす機会を豊富に用意しています。
  • インターンシップ型

    自分の好きな分野や技術を伸ばしたい業界の企業で一定期間働き、仕事への取り組み方やコミュニケーション力、発想力やスキルをみがきます。

  • プロジェクト型

    企業と協働して、社会課題解決型のプロジェクトを行います。社会のニーズをくみ取る力を育み、企画立案から実現に至るまで、チームで仕事を進める方法を体得します。

学びのポイント

最先端のテクノロジーを組み合わせて社会に新たな 価値観を発信できる

プログラミングをはじめ、ARやVR、アプリ開発など、最新のテクノロジーを使いこなす技術力と、これらのメディアを組み合わせて、新しい価値観を社会にもたらす力を身につけます。


社会と関わり、社会を試し、手法を身につける

在学中に企業や研究機関と連携したプロジェクトに参加し、卒業後すぐに第一線で活躍できる技術力や好きなことや伝えたいことを形にするための手法を自分のものにします。
 

豊富な経験を持つ教員のサポートで自分だけの表現を見つける

AI(人工知能)やIoTの技術を駆使したユニークなコンテンツ制作を行う現場のプロが指導します。幅広い分野の技術や事例を学び、自分にしかできない表現の可能性を探ります。

共通科目PICKUP

  • メディア表現リテラシー

    スマートフォンやパソコンといった身近なものから、映像コンテンツや音楽イベントまで、さまざまなメディアを主体的に読み解き、活用し、コミュニケーションする、といった複合的で実践的な基礎力を身につけます。

  • プログラミング

    画像加工やHTMLをはじめ、プログラミングの基礎であるJavaScriptを学びます。また、3DエンジンUnityを利用したミニゲームの作成を通して3Dの扱い方を学んだり、Pythonを使ったAIやロボットでの実践を行います。

  • コンテンツビジネスⅠ

    日本の著作権について具体的な事例を交えて解説します。音楽業界の仕組みや、日本と世界の著作権の歴史を学びながら、著作権の基礎知識から実践的なノウハウについて検証。音楽を利用する場合の著作権料の支払いや分配について考えます。

  • メディアミックス論

    音楽や映像、アニメーション、ゲーム、ウェブサイト、イベントといった多様な表現手段について、単一ではなく相互の作用によって価値が生じる構造に注目し、消費者への影響、ビジネスとしての仕組みや歴史などについて学びます。

めざせる将来

●IT関連企業  ●コンテンツ制作企業  ●メディア関連企業  ●広告関連企業  
●イベント運営関連企業  ●一般企業の企画/広報/情報部門  ●起業  ●メディアクリエイター  
●映像クリエイター  ●音響デザイナー  ●CGデザイナー  ●プログラマー など 

メディア表現学部について