大学院 共通基盤科目 Common Fundamental Courses

GRADUATE SCHOOL

精華の大学院では、人文学・芸術・デザイン・マンガという4研究科を横断する「共通基盤科目」を設置しています。
文化・社会・芸術の諸領域に関わる問題を深め、発想法を学ぶ「知的創造特論」、表現の根本となる思想や問題を学ぶ「表現特論」のほか、 研究内容を社会に展開するプロジェクトを企画、運営する「プロジェクト企画演習」など、多彩なプログラムが用意されています。また、「学術論文演習」や「原書講読」といった科目により、学術論文の読み解き方や書き方といった学術研究の基礎力を身につけます。
これら共通基盤科目によって、すべての研究科に共通して必要となる理論やスキル、発想力などを修得することができます。

知的創造特論

芸術、デザイン、マンガ、人文など、どのような分野においても、何かを表現し考察する場合、カテゴリーやキーワード、また、それらをめぐる文脈や哲学に対する広い知識と鋭い感性が必要となる。諸「社会的カテゴリー」に関して概要を把握し、それを用いて自分の考えを形づくる。 

表現特論

「イメージの根源へ」
「間メディウム性Intermediality」という観点から、とりわけ西洋のアートや映画についての理解を深める。絵画や写真や映画を見ながら、それらのあいだにどのような関係性が切り結ばれてきたかを考察する。

プロジェクト企画演習

「展覧会実施」
レクチャーや演習、グループワークを通じて、展覧会企画実施の考え⽅・プロセスを学ぶ。「1年⽣研究制作展(=M1展)」に向けて、展覧会を企画し、実施するとともに、会期中には各⾃が作品について公開発表を⾏う。

プロジェクトワーク演習1

「都市とポピュラー文化」
横浜、東京、京都、ロンドン、パリといった都市における視覚文化や聴覚文化を手がかりに、都市文化の諸問題や可能性について考える。授業では、マスメディア、マンガ、音風景など幅広い問題を、それぞれの分野を専門とする教員によるリレー講義で扱っていく。

プロジェクトワーク演習2

「野外科学のすすめ」
芸術やパフォーマンスや文芸、その関連領域の現場をフィールド・ワークする方法と、問題を深め、創作をうながす発想法について実践的に学ぶ。また、プレゼンテーションを通して、発表およびディスカッションの能力を身につける。

プレゼンテーション演習

「わかりやすく伝えるためのコミュニケーション技法」
自己の専門や専門外の人にもわかるようにプレゼンテーションする基礎的な能力を養う。

学術論文演習1

「論文を書くための基礎演習・訓練 」
論文を執筆するにあたって必要となる基礎的な知識を身につける。また、論理的な構成を意識して繰り返し文章を書く練習をすることで、書くスキルを習得する。

学術論文演習2

「学術論文を読み、書くための基礎知識と思考方法」
論文の輪読や、グループによる論文の構成演習などを通じ、学術論文を読み、書くにあたって必要となる構成や記述の形式を理解し、論理的な思考方法を身につける。

原書講読1(英語)

「英語文献を読みこなし、使いこなす(1)」
英語で書かれた学術文献を正確に読み、英語で要約し、さらには読んだ内容について英語で意見を述べる活動を通して、その後の活動において、専門分野で使える英語力を強化する。

原書講読2(英語)

「英語文献を読みこなし、使いこなす(2)」
英語で書かれた学術文献を正確に読み、英語で要約し、さらには読んだ内容について英語で意見を述べる活動を通して、その後の活動において、専門分野で使える英語力を強化する。