緒方 しらべ OGATA Shirabe

専門分野

文化人類学、アフリカ地域研究

所属
  • 国際文化学部 グローバルスタディーズ学科 アフリカ・アジア文化専攻

経歴・業績

ロンドン大学東洋アフリカ学院でアフリカ美術史を学ぶ(学士・修士)。帰国して総合研究大学院大学博士後期課程で文化人類学を学ぶ(博士)。日本学術振興会特別研究員などを経て現職。主な著書に『アフリカ美術の人類学:ナイジェリアで生きるアーティストとアートのありかた』(清水弘文堂書房、2017年)『アフリカからアートを売り込む:企業×研究』(柳沢史明と共編、水声社、2021年)などがある。

メッセージ

私の長い長い旅が始まったのは、18歳の夏でした。イギリスで生活しながら大学の授業を受け、ナイジェリアでフィールドワークを行い、「アフリカ美術」というものを知りました。ところが、フィールドワークを続けていくうちに、それまで欧米でとらえられてきた「アフリカ美術」とは違うものが見えるようになりました。それは、ともに暮らしたナイジェリアの人たちが見せてくれたものであり、私自身が変わっていくことで見えたものでした。大学で学ぶ面白さの一つは、当たりまえだと考えられてきたことを問い直し、それが当たりまえではないと気づかされることです。みなさんと一緒に、旅のスタートを切ることを楽しみにしています。

作品・著書・研究活動など