京都精華大学では、芸術、デザイン、マンガ、人文学、国際文化、メディア表現の多様な領域の教員による個別研究や共同研究が活発に行われています。研究成果の報告には、講演会やシンポジウムなど様々な機会を設け、在学生はもちろん、広く社会に還元することをめざしています。
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本学教員の教育研究活動について、キーワードや所属学部、氏名から調べることができます。
公的研究費の適正な運営・管理について
京都精華大学では、文部科学省の「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」に基づき、本学における科学研究費補助金をはじめとする公的研究費の適正な運営・管理について体制を整備しています。詳細は以下のページをご確認ください。
研究事例
科学研究費助成事業
2021年度採択一覧
種目 | 研究者氏名 | 所属 | 研究課題名 | 研究期間(年度) |
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基盤研究(C) | 山田創平 | 国際文化学部 | アートによる社会包摂-LGBTの人権と表現に関する考察 | 2018-04-01 ~ 2021-03-31 |
基盤研究(C) | 是澤範三 | 国際文化学部 | 台湾大学図書館所蔵『日本書紀』諸本の調査と研究 | 2018-04-01 ~ 2021-03-31 |
基盤研究(B) | 清水貴夫 | 国際文化学部 | 現代西アフリカにおけるライシテと宗教性の連続性の文化人類学的研究 | 2021-04-01 – 2025-03-31 |
若手研究 | 吉永隆記 | 国際文化学部 | 中世荘園制の展開と環境復原 | 2019-04-01 ~ 2021-03-31 |
若手研究 | 久留島元 | 国際文化学部 | 16・17世紀説話資料における「怪異説話」の継承と展開 | 2020-04-01 ~ 2023-03-31 |
若手研究 | 堀井佳代子 | 国際文化学部 | 平安時代中期の陣定成立過程の研究 | 2021-04-01 – 2024-03-31 |
若手研究 | 中尾沙季子 | 国際文化学部 | パン・アフリカ主義における「アフリカ」の定義と「人種」概念 | 2020-09-11 ~ 2022-03-31 |
研究活動スタート支援 | 藤枝絢子 | 国際文化学部 | 南太平洋島嶼国における伝統的住居の建設をめぐる在来知と発展的継承 | 2020-09-11 ~ 2022-03-31 |
研究活動スタート支援 | 阿毛香絵 | 国際文化学部 | 近代教育の場におけるイスラーム社会運動とICT : アジア・アフリカ事例比較 | 2020-09-11 ~ 2022-03-31 |
基盤研究(C) | 平野砂峰旅 | メディア表現学部 | アクースモニウム演奏記録システムの開発と演奏データアーカイブの構築 | 2019-04-01 ~ 2023-03-31 |
基盤研究(C) | 鯖江秀樹 | 芸術学部 | アート・クラブ(1945‐1964)の世界展開と抽象芸術の組織論 | 2021-04-01 – 2025-03-31 |
若手研究 | 宿利由希子 | 共通教育機構 | 動作の描写による情報操作の危険性 | 2020-04-01 ~ 2024-03-31 |
特別研究員奨励費 | 久留島元 | PD(学振特別研究員) | 縁起・地誌・俳書をめぐる天狗説話の享受と展開 | 2018-04-01 ~ 2021-03-31 |
基盤研究(C) | 鈴木堅弘 | 本学特別研究員 | 大津絵と近世芸能の相関性についての歴史研究 | 2019-04-01 ~ 2022-03-31 |
基盤研究(C) | 浅野久枝 | 本学特別研究員 | 関西系小芝居(中芝居)の活動実態と地芝居との影響関係—地芝居の価値再発見に向けて | 2019-04-01 ~ 2023-03-31 |
基盤研究(C) | 山本哲司 | 本学特別研究員 | 廃寺後の祭祀と伝統仏教の変質とその社会的意義の研究—口述の生活史の分析から | 2021-04-01 – 2024-03-31 |
若手研究 | 春木奈美子 | 本学特別研究員 | フランス精神分析における「享楽」の概念の再検討、およびその思想的位置づけの試み | 2020-04-01 ~ 2024-03-31 |
京都精華大学 学長指定課題研究費
学長指定課題研究費制度は、本学の学術研究および教育の向上を目的に、学長が指定する特定の課題・テーマに則した研究を推進する制度です。2021年度は下記の8つの課題・テーマを指定し、12件が採択されました。
指定課題・テーマ
① 新型コロナウイルス感染拡大とグローバル化教育
指定課題・テーマ
① 新型コロナウイルス感染拡大とグローバル化教育
② 教育研究の世界展開
③ ポストSDGs
④ 芸術教育とリベラルアーツ
⑤ 地域と大学
⑥ 社会の在り方とICTの活用
⑦ 学内資源の活用
⑧ 高大接続の新しい展開
2021年度採択一覧
2021年度採択一覧
研究者氏名 | 所属 | 研究課題名 |
---|---|---|
中村裕太 | 芸術学部 | リベラルアーツから芸術を語り合う「ドラフト・ライブラリー」のプラットフォーム作り |
森原規行 | デザイン学部 | アートシンキングとデザインシンキングの融合/セイカシンキングの研究開発 |
大迫克全 | デザイン学部 | アップサイクルー身の回りのものと京都の伝統工芸ー |
小田隆 | マンガ学部 | 美術解剖学の実践的な教育カリキュラムの開発 |
辻田幸広 | マンガ学部 | SEIKA RUNNER |
安田昌弘 | メディア表現学部 | シェアードキャンパスを通した本学研究・教育活動の国際的活性化・フェーズ2 |
𠮷川昌孝 | メディア表現学部 | SeikaSDGs賞の企画と実施—持続可能な卒展 の実現に向けてー |
鹿野利春 | メディア表現学部 | 大学のプログラミング教育の高校における展開 |
田村有香 | 国際文化学部 | 地域活性化の拠点づくり—住み続けられる中山間地域をめざして— |
藤枝絢子 | 国際文化学部 | 遠隔での文化理解の場の創出に向けて—西アフリカ諸国の大学との学生交流を起点として— |
宮江真矢 | 学修支援センター | 学生支援における学内の 「夜の居場所」 に関する実践研究 |
伊藤まゆみ | 展示コミュニケーションセンター | 新ギャラリー開館記念展への展開を視野にいれた情報館収蔵品及び出品作家の調査研究 |
京都精華大学 個人研究奨励費
「京都精華大学個人研究奨励費」は、本学の研究活動の活性化を目的に、積極的に研究に取り組む教職員を支援するものです。
2021年度採択一覧
2021年度採択一覧
研究者氏名 | 所属 | 研究課題名 |
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小椋純一 | 国際文化学部 | 日本の潜在自然植生におけるスギの位置づけについての研究 |
山田創平 | 国際文化学部 | 芸術と地域社会との関係に関する質的研究 |
米原有二 | 国際文化学部 | 石黒宗麿の陶片および八瀬陶窯に関する研究 |
西野厚志 | 国際文化学部 | 近代文学研究の拠点の基盤構築④—谷崎潤一郎の肉筆資料の調査・収集を一事例として— |
セシルラリ | 国際文化学部 | 本『WADAKO』の準備 |
ナンミャケーカイン | 国際文化学部 | 在日ミャンマー人と2021年ミャンマー政変との関わり——関東・関西・岡山在中ミャンマー人対象の調査から分析—— |
中尾沙季子 | 国際文化学部 | パン・アフリカ主義とパン・アジア主義の連関——人種概念の変容を通して |
阿毛香絵 | 国際文化学部 | 「日本におけるヤングムスリムの肖像」 ~映像(ショートフィルム)制作を通したエスノグラフィーによるダイバーシティ研究・教育への貢献の可能性~ |
藤枝絢子 | 国際文化学部 | 茅葺民家と茅葺技術の維持継承に関する基礎調査 〜京都市北部および南丹市を対象として〜 |
小松正史 | メディア表現学部 | 学校教育空間における背景音楽の導入効果についての研究〜幼稚園と中学校を例にして〜 |
住田哲郎 | メディア表現学部 | 役割語・キャラクター言語に関する研究 |
鹿野利春 | メディア表現学部 | 高等学校情報系部活動振興を目指した研究 |
富樫佳織 | メディア表現学部 | メディア産業におけるビジネスエコシステム形成に関する研究 |
安田昌弘 | メディア表現学部 | Resonanceを通して持続可能な芸術(音楽)の教え方を考える |
平野砂峰旅 | メディア表現学部 | センサー内臓コンピュータと機械学習による画像認識を用いた,ダンスパフォーマンス作品の制作と公演 |
小松敏宏 | 芸術学部 | デジタイズを手法として取り入れた写真作品を中心とした美術作品の制作 |
吉野央子 | 芸術学部 | 地域密着型芸術祭への参加と比較調査国内ショートプログラム研究候補地の準備 |
伊奈新祐 | 芸術学部 | サウンド・身体表現とイメージのインタラクティヴ機能を持つ映像表現の研究 〜アルティ・アーティスト・プロジェクト(A.A.P.)のために〜 |
中野裕介 | 芸術学部 | 「書物を取り巻く〈パラテクスト〉の遊戯的拡張と、その諸効果について」 |
中村裕太 | 芸術学部 | 高松市美術館での展覧会に向けた濱田庄司と石黒宗麿の調査研究 |
大溝範子 | デザイン学部 | 植物を使った日本の独自の美の研究 |
竹内一馬 | デザイン学部 | 生きた素材を使った新しい表現の探求 |
森原規行 | デザイン学部 | 視点変化ツールと発想展開ツールを用いたアイデア立案のメソッド化とそのメソッドを活用するワークショップの研究開発 |
小北光浩 | デザイン学部 | 海洋資源を軸にした循環型経済における魚革製造についての研究 (欧州委員会「ホライズン2020」獲得の多国間産学連携共同研究「FISHSKINプロジェクト」の一環として) |
米本昌史 | デザイン学部 | 地域フリーパーパーが地域内住人・地域外住人に及ぼす返報性・相互影響の基礎的実践研究 |
淡田明美 | デザイン学部 | 滋賀県針畑郷における麻で編まれた道具「スカリ」の調査の記録・出版 |
大迫克全 | デザイン学部 | 超軽量木製本棚の可能性5 ~強度ある構造を目指して〜 |
榊原太朗 | マンガ学部 | カートゥーン作品が持つ美術的価値の追求 |
小田隆 | マンガ学部 | 油彩によるライフサイズ人体スケッチの制作 |
斎藤光 | ポピュラーカルチャー学部 | 日本におけるカフェージャンルの成立、分解、再構築に関する社会史的文化史的基礎研究(その5) |
小柴裕子 | 学修支援センター | 日本語教育における複合リテラシーの存在感について |
伊藤まゆみ | 展コミセンター | 新ギャラリーの運営及び大学ギャラリー間のネットワーク構築のための調査 |
吉野利章 | 事務局 | スマートフォンアプリを活用した日本型教育の国外展開の実験 |
井上朔美 | 事務局 | 教員の教育活動と研究活動についての実態調査—研究活動の活性化に向けて— |
京都精華大学 萌芽的研究助成制度
本制度は若手研究者の育成・支援を主な目的とするため、若手研究者を積極的に採択し、科学研究費助成事業等競争的外部資金の獲得へ向けてのステップアップの機会とするものです。
全学研究センター会議構成員の各学部教員を研究アドバイザーとし、若手研究者の育成と支援を行っています。
全学研究センター会議構成員の各学部教員を研究アドバイザーとし、若手研究者の育成と支援を行っています。
研究者氏名 | 所属 | 研究課題名 | 研究期間 |
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阿毛 香絵 | 国際文化学部 | アジア・アフリカ比較共同研究「現代社会の生活空間における宗教性」 | 2020-4-1~2023-3-31 |
米原 有二 | 国際文化学部 | 八瀬陶窯および陶片と石黒宗磨に関する調査研究—総合的な京文化研究のプラットフォーム形成を目指して— | 2018-4-1~2021-3-31 |
蘆田 裕史 | デザイン学部 | 装飾に関する総合的研究 | 2018-4-1~2020-3-31 |
姜 竣 | マンガ学部 | デザイン過程と人類学的実践の融合に向けた比較研究:〈住まう〉ことの奥行を通じて | 2019-4-1~2021-3-31 |
国際マンガ研究センター
マンガ文化の価値を創出する実践研究の国際拠点
京都国際マンガミュージアムを拠点とする、マンガ文化全体を扱う研究・教育機関。国内外のネットワークを構築する一方、マンガやその原画などのアーカイブを行い、研究を進めています。研究知見は大学の教育に反映されるとともに、展覧会やイベントなどの形で公開することで、マンガ文化の価値そのものを創出し続けています。
詳細はこちら(公式サイト)
伝統産業イノベーションセンター
伝統文化の知見を研究活動へと展開
本学では、学生が伝統産業の工房に通い手仕事の技やその精神性を学ぶ学外実習を1979年から継続しています。当センターはその知見を集約し、より活発な教育・研究活動に還元するため2017年に設立。研究・教育・社会連携活動を大きな軸として、世界有数の工芸産地・京都を拠点に、さまざまな国や地域の手仕事との連携をめざします。
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本学では、学生が伝統産業の工房に通い手仕事の技やその精神性を学ぶ学外実習を1979年から継続しています。当センターはその知見を集約し、より活発な教育・研究活動に還元するため2017年に設立。研究・教育・社会連携活動を大きな軸として、世界有数の工芸産地・京都を拠点に、さまざまな国や地域の手仕事との連携をめざします。
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アフリカ ・ アジア現代文化研究センター
世界の新たな中心となるアフリカ、アジアの文化を探る
より実践的、直接的な交流から、アフリカ・アジアの現代文化を考察し、新しい世界のあり方を探ることを目的に2020年4月に設立。アフリカやアジアをフィールドとする研究者やアーティストを積極的に受け入れ、学部の教育研究活動ともリンクする研究拠点をめざします。研究成果も論文や学会発表にとどまらず、絵画やWebなど柔軟に展開予定です。詳細はこちら(公式サイト)