2020年1月8日(水)公開講座にてマンガ家竹宮惠子による講演会「最終講義 扉はひらく いくたびも」を開催

京都精華大学(所在地:京都市左京区、学長:ウスビ・サコ)ではこのたび、公開トークイベント「アセンブリーアワー講演会」で、前学長およびマンガ学部長を務めたマンガ家の竹宮惠子が、「扉はひらく いくたびも」と題した最終講義となる講演会を行います。

【京都精華大学 アセンブリアワー講演会】 最終講義 扉はひらく いくたびも

『風と木の詩』より「薔薇の棘」 © Keiko TAKEMIYA
このたび京都精華大学では、2020年3月をもって退職する竹宮惠子前学長による最終講義を公開講座の形式で一般のみなさまに公開します。竹宮惠子前学長は、代表作『風と木の詩』を筆頭に、社会に大きな影響を与えたマンガ家です。2000年からマンガ学部の教員として、本学のマンガ教育と研究を牽引し、2014年には学長に就任しました。2018年に学長を任期満了で退任した後は、京都精華大学大学院研究科教授・国際マンガ研究センター長・日本マンガ学会長等を務めてきましたが、この春、2020年3月31日をもって定年退職を迎えます。
本講演は、竹宮が20年間教員生活を送った京都精華大学での最後の授業となります。本学の学生、教職員だけでなく、より多くの表現者に竹宮の創作にかける熱意を継承したく公開講座と致しました。ぜひお越しください。
 
竹宮からのメッセージ:
扉は開くもの。たとえ鍵がかかっていても、ノブが壊れていても。人生でもし目の前に現れる扉があったら、開いてみることを考えよう。今その時でもいいし、もしくははるか先でも構わない。その扉が開くときのことを想像して。扉がこちら側と向こう側を隔てるものと考えるか、つなぐものと考えるかは大きな違いになる。考え方ひとつで鍵がかかってしまったり、不用意に開けてしまって違う次元に踏み込んだりもする。それは「危険」なのか、それとも「アメイジング」なのか。
 
講  師:竹宮惠子(マンガ家/京都精華大学教員)
開催日時:2020年1月8日(水)16:30~18:30
会  場:京都精華大学 明窓館M-201
入場無料・申込不要(15:30から会場で整理券配布)
講師プロフィール:たけみや・けいこ●徳島県出身。1967年、マンガ雑誌「COM」に投稿作品『ここのつの友情』が掲載された後、68年『リンゴの罪』が「週刊マーガレット」新人賞に佳作入選し、正月号にてプロデビュー。少年愛をテーマとした『風と木の詩』(1976〜84年)は人間ドラマの傑作として、その後の少女マンガの世界に大きな影響を与えた。他に『地球(テラ)へ...』や『天馬の血族』など、幅広いテーマの代表作多数。第9回星雲賞コミック部門、第25回小学館漫画賞、第41回日本漫画家協会賞文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。2014年には紫綬褒章を受章した。2000年より京都精華大学で教授を務め、2014年に学長就任。2018年に任期満了退任後、現在は京都精華大学大学院研究科教授・国際マンガ研究センターセンター長・日本マンガ学会会長。2017年より2019年にかけて、画業50周年を記念する巡回展「竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary」が全国各地で開催された。

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