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廃校になった小学校をアートで復活——大地の芸術祭2018に作品出展中

7月29日より開催されている「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」。京都精華大学では10年前から、廃校となった十日町市立中条小学校枯木又分校を拠点に教員、学生、卒業生有志で持続的なアートプロジェクトを行っています。
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018
芸術学部教員 内田晴之、吉野央子は、米や鶏などの地元の農業に光を当てた作品を継続的に出展。今年はさらに、アルベルト・ヨナタン・セティアワン、劉 李杰(リュウ・リケツ)、広瀬菜々&永谷一馬を加えた5組の作家が参加しています。また、企画にはキュレーターとして活躍する同学部教員吉岡恵美子も協力しました。
内田晴之「大地の記憶」
吉野央子「環の小屋・パラダイス going to paradise」
セティアワン(インドネシア)と劉(中国)は、現在本学の大学院博士後期過程に在籍しながら国内外で活躍する気鋭の作家。広瀬菜々&永谷一馬は本学卒業後ドイツに渡り、精力的に活動しているユニットです。
アルベルト・ヨナタン・セティアワン「Transitory nature of earthly joy」
劉 李杰「Friendship is a sheltering tree」
広瀬菜々&永谷一馬「Classroom」
会場である元枯木又分校は、日本の原風景のような豊かな緑に囲まれた山の中にあります。初めて訪れる人も、建物に残るなつかしい気配を感じながら、5組の作家それぞれの生命観と詩的なイマジネーションに溢れた作品が体感できる場になっています。
会期は9月17日(月)まで。この機会にぜひお越しください。

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