三上 賀代 MIKAMI Kayo

専門分野

藝能史 / 身体表現

所属
  • 国際文化学部 人文学科 日本文化専攻
  • 人文学部 総合人文学科 歴史専攻

経歴・業績

舞踏家。徳島県生、お茶の水女子大学国文科卒、同大大学院博士課程修了(学術博士、舞踊学)。学生演劇活動、新聞社勤務後、暗黒舞踏創始者・土方巽、野口体操創始者・野口三千三に師事。とりふね舞踏舎を主宰し、国内外舞踏公演多数。少しだけ自由になりたくて、踊りつづけています。著書『増補改訂 器としての身體—土方巽・暗黒舞踏技法へのアプローチ』(春風社 2015年)ほか。

メッセージ

人類の歴史とともにある舞踊は、大いなる力への祈りから始まり、人と人をつなぎながら、時代、風土を背景に、いろいろな形式を生みだしました。私は、1960年代の日本にうまれ、Butohの名称のまま世界に評価される暗黒舞踏とは何かを研究しています。世界でたったひとつの暗黒舞踏ゼミでは、踊るのが苦手、他人とかかわるのが苦手な人も、野口体操でからだ、こころ、あたまをほぐし、一度だけの白塗り舞踏体験から阿波踊り等までの実技を通して、「気持ちいい」感覚を磨く中から、身体、表現、コミュニケーションのあり方を様々な角度から模索します。