伊奈 新祐 INA Shinsuke

専門分野

映像(実験映像 / メディアアート)

所属
  • 芸術学部 造形学科 映像専攻
  • 大学院 芸術研究科
  • 全学研究機構 全学研究センター長

経歴・業績

九州芸術工科大学(現:九州大学)大学院博士後期課程修了。第1回東京ビデオフェスティバル(1979年)、第41回ヴェネチア・ビエンナーレ(84年)、イメージフォーラム・フェスティバル1987(ビデオ部門大賞)など国内外のヴィデオアートやメディアアートのフェスティバル・短編映画祭等での作品発表多数。第42回オーバーハウゼン国際短編映画祭(96年)、ヨーロッパ・メディアアート・フェスティバル2009、及びソウル国際実験映像祭(EXiS)2010において国際審査委員を務める。現在、日本映像学会監事および映像表現研究会共同代表。

主な著書は『メディアアートの世界:実験映像1960-2007』(編著、国書刊行会、08年)、『実験映像の歴史:映画とビデオ』(犬伏、伊奈、大橋、豊原、山口訳、A.L.リーズ著、晃洋書房、10年)、『ヴィデオアートの歴史 : その形式と機能の変遷』(伊奈訳、CM.アンドリュース著、三元社、13年)など。

メッセージ

私は学生時代(1970年代中頃)から16mmフィルムで「コンピュータ・アニメーション」の制作を始めました。70年代末から「ヴィデオアート」として作品発表を行い、さらに「映像インスタレーション・映像パフォーマンス」へと活動を展開してきました。これらは現在、映像表現の世界で「実験映像」「メディアアート」と呼ばれるものです。映像表現の世界は、コンピュータ化(デジタル技術)によって大きく変化し続けています。アーティストたちは、常に新しい装置技術やソフトウエアを利用した作品制作にチャレンジしてきました。ニューメディアによる新たな映像表現にチャレンジする意欲をもった若者と、ここで出会えることを期待しています。

作品・著書・研究活動など