国際文化学部グローバルスタディーズ学科 よくある質問 FAQ -globalstudies-

国際文化学部グローバルスタディーズ学科によくいただく質問に、学科の教員が回答しました。「興味はあるけれど、何から調べればよいかわからない」「先生に聞きたいことがある」など、まだ迷っている人から、志望コースが決まっている人までおすすめの内容です。
※このページの内容は、2020年8月8日に開催した「オンライン学科別説明会」での質問と回答をもとに作成しています。

国際文化学部グローバルスタディーズ学科に寄せられた質問

  • グローバルスタディーズ学科の特長とされる「フィールドワーク」って何ですか?
    現地調査のことです。興味を持ったその場所に実際に出向いて、自分の五感を使って調べ、学び、レポートなどにまとめます。グローバルスタディーズ学科では、主に海外が現地調査の対象となります。
  • 留学プログラムにはどのようなものがありますか?
    1年次にアジアを中心に10日~14日の短期フィールドワークを行います。また、3年次には世界各地で約6か月間の長期フィールドワークを行います。
  • 留学したいと考えていますが、新型コロナウイルスの影響で行けない場合はどうなりますか?
    新型コロナウイルスの影響に限らず、安全が確保できない場合は、時期や場所を検討します。なるべく希望に沿える形で安全確保が可能な国や地域に変更になったり、あるいはどうしても海外が難しい場合は国内での調査や研修などに置き換えられる可能性もあります。
  • どのくらい英語力をつけることができますか?どのような授業がありますか?
    コミュニケーション力を重視した、さまざまな授業を用意しています。少人数クラスで英語での情報収集やプレゼンのスキルを習得するための授業、様々な英語圏の文化の理解のための授業、現場で使えるビジネス英語の授業などもあります。
  • アフリカやアジア以外を研究したり、調査に行くことはできますか?
    はい。北米、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、オセアニアも対象です。世界各地にある京都精華大学の協定校を拠点として調査を行うことができます。
  • アフリカについてのイメージがあまりわきません。どんなところですか?
    清水:アフリカは大きく、多くの国と地域があり、様々な気候や自然環境があります。そこに住む人々の文化も実に多様です。多様な文化を持ちながら、アフリカの人々はみんな懐が深いという印象を持っています。私にとっては「人が寛容であること」もアフリカのイメージです。
    阿毛:アフリカは日本にいるとなかなか考えられないほどの速度で発展しています。街でも農村でもみんなが携帯電話を持っていたり、ベンチャーを立ち上げている若い人が大勢いたり、あちこちで高層ビルの建築ラッシュが起こっていたり。世界からの注目も集まる中、これからどのようにアフリカの国や社会が変わっていくのかが面白いです。
  • アフリカと日本とはどんな関わりがありますか?
    清水:経済的な関係性はアジアや欧米に比べると小さいですが、学術的な交流は実は長い歴史があります。私たちがアフリカから学ぶことが多いのですが、これからは学ばれるようになるといいなと思います。
    阿毛:アフリカの多くの家庭で味の素のコンソメキューブが使われていたり、走っている車がトヨタだったり、生活内で日本との繋がりを発見することが多いです。
  • みなさんが今、それぞれ一番興味のある国をおしえてください。
    清水:アジアの国々です。私はアフリカの食を愛していますが、ベトナムやタイなどのアジアテイストにも関心があります。
    阿毛:カーボベルデというアフリカのポルトガル語圏の国に興味があります。
    水田:インドネシアです。インドネシアは多民族国家で、文化の土壌が複雑です。伝統音楽とポピュラーな音楽を融合させているのが面白いです。
    藤枝:太平洋の島、フィジーやバヌアツです。小さな国ですが、文化が多彩なんです。太平洋にはたくさんの島があるので、他の島にも行ってみたいと思っています。
  • フランス語に興味があるのですが、フランス語の授業はありますか?授業の頻度や量も知りたいです
    フランス語の授業はあります。第2外国語の講義もありますが、グローバルスタディーズ学科の専門科目の中には、音楽や、文化を通じて語学を学べる授業になっています。また、日本の文化をフランス語で伝える授業もあります。
  • 「グローバル関係」や「グローバル共生社会」ってどういう意味ですか?
    「グローバル関係」は、グローバル化する社会、つまり「情報、モノ、人、カネ」が国境の壁をもろともせずに行き交う、現代社会の新たな仕組みや秩序について考えます。「グローバル共生社会」は、多様な文化が入り混じるなかで、多様な人々がよりよく生きていくためにどうすればいいのかを考えます。
  • SDGsに興味があるのですが、取り組むことはできるでしょうか?関連する授業があるかどうかも知りたいです。
    もちろん取り組むことができます。グローバル共生社会専攻の多くの科目が、SDGsの17の目標に関わるものです。子ども問題、地球環境問題などの科目もありますので、こうした講義をきっかけにテーマを決めれば深く学べます。
  • 英語が苦手でも大丈夫ですか?
    大丈夫です。フィールドワークで困るのではないかと心配かもしれませんが、英語も英語以外も、先生方からコミュニケーションの仕方を学ぶことができます。語学は好きなことや興味を通して学ぶと上達しますので、好きな映画や音楽の解説を英語でみてみるなど、接し方を変えてみてください。
  • 語学を学ぶコツを教えてください。
    阿毛:フランス語を身に付けるために、授業やラジオや、課外授業などで必死で勉強しましたが、現地に行ってみたら通じないことがよくありました。現地でのコミュニケーションから学んだことが多かったです。好きなことで話題が広がるので、まずは自分が好きなこと、やりたいことを見つけて、それに思いっきり打ち込んでみてください。同じことが好きな海外の人と言葉の壁を越えて意気投合できるはずです。
    清水:高校の時は英語が苦手でした。ところが、フランス語を勉強しはじめたら、英語が伸びてきました。息抜きに他の言語を学ぶといいかもしれません。新しい言葉を学ぶことが苦痛にならないことが重要です。
  • 将来、海外で働きたいと考えています。いまから何をやっておくといいですか?
    水田:海外では自分が「日本の代表」になります。日本の歴史や外国との関係を勉強したり、カレーや手巻き寿司の作り方を覚えていたりすると役立つと思います。
    藤枝:海外で働くことは、今までの常識が通じない環境で働くということです。何ごとにも柔軟に対応できるように心がけておくのが大切です。
  • 希望のゼミに入れますか?
    希望のゼミに入れるように調整したいと思っています。もし違うゼミになっても、専攻同士が近いので、自分の関心のあるテーマで、いろんな先生に相談できますよ。
  • 2年生になる前にやりたいことが見つからなければどうすればいいですか?
    1年生の間に絞れるように、先生と相談しながら、一番やりたいことを一緒に見つけていきましょう。
  • 海外で調査や研究をすることに興味がありますが、具体的なイメージがわきません。今はあまり行けないと思いますが、先生たちは普段、どんな風に研究をしているんですか?危ない目にあったことはありますか?逆に、海外で調査をしてよかったことは?
    清水:西アフリカを中心に調査をしていますが、これまでに「犯罪に巻き込まれそう」という意味で危ないと思ったことはありません。むしろ、ヨーロッパの方が多かったかも。海外で調査をしていて良かったことは、意見を言い合い、ケンカのできる現地の友達ができたことです。
    阿毛:私は15年あまりアフリカでフィールドワークをしていますが、盗難にあったり、危ないと思ったりしたのはほとんどありません。それも危ないところを歩いたりしたからで、現地の人と同じように過ごす、というのが実は一番安全です。どんどん現地の感覚になっていくので、日本に戻ると日本の当然とされることに違和感を覚えたり発見があったりと、視点の転換ができるのが面白いところです。
    水田:私も、危なそうと思った国では危ない目にあったことはありません。現地の人と一緒にいると安全ですね。旅先ではいろんな人にお世話になるので、日本に帰ってくると困っている人を助けたいと思います。人として大きくなれたと思います。
  • 先生方は何歳ごろから今の道を志しましたか?
    清水:私は28歳のころです。大学卒業後、企業で働いていました。退職時に「アフリカで飯を食います」と言ってやめました。やりたいことはどんどん変化するものだと思います。
    阿毛:アフリカに興味をもったのは、子供の頃に読んだ冒険物語です。高校生のころに、インドを一人旅して、冒険物語のような自分の知らない国や文化があることを体感しました。大学生の時もお金を貯めて海外に行っていました。アフリカのセネガルで、現地の人々のあたたかさに触れてそこからもっと彼らを理解したい、と人類学を志すようになりました。また、海外に行ってから、自分の文化についてももっと知らなくてはと思い日本についても色々学びなおしています。大学は将来の自分に出会える場なのでこれからどんなことができるか、何をやりたいかを見つけるためにワクワク感を持ってきてほしいです。
    水田:私はずっと音楽に興味を持ってきました。自分のやりたいことをどのように持続させるかを考え続けています。
    藤枝:大学時代に、アメリカでアジアやアフリカの人に出会ったのが異なる文化に興味を持ったきっかけです。いろいろな要素が今の自分につながっています。そのときにやりたいことを一生懸命やることで、道がひらいていくと思います。

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