総合型選抜(1期)を理解しよう! 受験までにどんな準備をしたらいい?

ADMISSIONS

9月に実施する総合型選抜1期(旧AO入試)。
1年間で最も早い時期に行われるこの入試では、毎年多くの受験生が参加し、大学の学びや雰囲気を理解したうえで、京都精華大学への進学を決めています。

このページでは、総合型選抜で行う体験授業の内容や入試対策について、学科・コース単位でご紹介します。

総合型選抜(1期)とは?

体験授業型の試験です。入学後の授業の内容や雰囲気、どんな教員から学ぶのかを理解できます。
 体験授業の前(エントリー期間)に「自己紹介」「志望理由」の提出が必要です。
 課題の成果物、意欲、態度などから総合的に評価します。
 A日程・B日程の両方に出願でき、2コースまで併願ができます。
 体験授業の内容はA日程・B日程の両日とも同じです。同じコースを2回受験することはできません。
 体験授業後の出願手続きまでは専願ではありません。体験授業の受講後に出願認定の可否通知が届きます。出願した後は専願となります。
 

こんな人におすすめの入試です。

 京都精華大学が第一志望
 大学の授業の雰囲気を知りたい
 2つのコースで迷っている
 少しでも早く合格したい

 入試日程

名称・日程 試験日 試験科目 会場
総合型選抜 1期 A日程 2021/9/19(日) 🎨体験授業 本学(京都) 詳細>
総合型選抜 1期 B日程 2021/9/20(月・祝) 🎨体験授業 本学(京都) 詳細>

エントリー

2021年9月1日(水)9:00~9月8日(水)18:00

「自己紹介」と「志望理由」をそれぞれ400字以内で記入します。
● 内容は、体験授業とあわせて評価の対象となります。
● 夢や希望、好きなことや興味があること、大学で頑張りたいこと等について、自分らしい言葉で記入してください。
● 入力は、インターネット「マイページ」から行います。
エントリーのときは入学検定料はかかりません(体験授業を受講した後、出願するときに必要です)
高校からの推薦書は必要ありません

エントリーに関するお問い合わせ先
京都精華大学 入学グループ
Tel 075-702-5100

自己紹介・志望理由の内容(例)

自己紹介

あなたがどんな人物なのかを教えてください。必ずしもPRでなくて構いません。
● 特徴・特技・趣味
● それらに興味を持ち始めたきっかけ
● 自分をどういう性格だと考えているか
● これまで頑張ってきたこと、悩んだこと
● 最近気になっていること
● 失敗談でもOK
 など

志望理由

● 京都精華大学に魅力を感じた理由
● 希望の分野に興味をもった理由
● どんなことを学びたいと考えているか
● どんな4年間を過ごしたいか
● 将来どんな自分になりたいか
など

動画で分かる総合型選抜1期

8月29日(日)オンライン入試説明会記録動画


  • 国際文化学部、メディア表現学部、人間環境デザインプログラム


  • 芸術学部、デザイン学部、マンガ学部

体験授業の内容と対策

各学科・コースの体験授業の内容と対策を紹介します。
※ 総合型選抜の対策は、あくまで参考としてご覧ください。事前課題ではありません。
※ 体験授業の日にポートフォリオ審査は行いません。

国際文化学部

人文学科

体験授業の内容

グローバルな視点から日本を掘り下げてみよう

人文学科では、一年次に国際文化学部が掲げているグローバルな視野のもとで自文化についての理解を深め、二年次からは「文学」、「歴史」、「社会」、「日本文化」の四つの専攻に分かれて、それぞれの専攻で開講されるゼミ形式の科目を中心に、現代日本の文化と社会に関わる自分の問題意識を深めていきます。この授業では、日本の独特な文化・社会現象を紹介するレクチャーを受けた後に、そのレクチャーについての理解を深めるための意見交換を体験してもらいます。レクチャーを受けて自分が考えたことを他の参加者と共有することによって、ただ日本文化についての知識を増やすだけではなく、その知識を自分の興味・関心と結びつけて考えます。最後にレクチャーと意見の共有を通じて考えたことをレポートにまとめることによって、自分が考えたことを他者に向けて発信するという人文学科での学びのプロセスを体験する授業です。

先生からメッセージ

 学科に求める人は?
今の社会に疑問を持っている人や、日本や海外の文化に興味を持っている人、あるいは、なにかに打ち込みたい気持ちはあるけれど、なにをすればよいかわからない人まで、幅広い人におすすめします。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
総合型選抜では、体験授業に参加して、そこで話されたテーマをもとに、自分の問題意識を深めてもらいます。そのためには、相手の話をよく聞いて理解したうえで、つねに疑問を持つことが大切です。「なぜそうなるのか」、「本当にそうなのか」と問う姿勢をもってください。そして、その疑問を相手に伝えること、相手の意見を聞いてまた考えるという過程を経て、自分なりの意見に到達できるようになりましょう。日常生活で出会うものについても疑問を持つことが準備になると思います。
 

グローバルスタディーズ学科

体験授業の内容

フィールドワークから他者を知る

グローバルスタディーズ学科では、4年間の間に最低2度の海外フィールドワークを行います。フィールドワークは「旅行」とは大きく異なります。本や映像を通して知った社会の中に入り込み、同じ生活空間を共有することで、他者の生活を体験し、書物や映像からだけでは知りえない地域や社会を知り、理解することを目指します。体験授業では、まず、「フィールドワークの方法」と「グローバル関係」、「グローバル共生」、「アフリカ・アジア文化」についての小レクチャーを受けます。その後、教員へのインタビュー項目をインタビューシートに書いてもらいます。レクチャー、インタビューを通して得た情報をもとに、コメントシートを用いた意見のやりとりを行い、最後に自分の考えをレポートにまとめます。この授業は、こうしたフィールドワークを通した学びのプロセスを体験するものです。

先生からメッセージ

 学科に求める人は?
異なる地域や国、文化に飛び込んでみたい、自分だけの経験、自分だけの見方を身につけたい、グローバルな社会で活躍したい、表現したいなど、新しいことに挑戦したい人におすすめです。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
行ってみたい国や地域を1つ選び、地図や詳しい案内図、写真や絵を集めて、スクラップしたり壁に貼ったりして眺めてみてください。そして、その土地についての旅行記や滞在記を読んだり、ドキュメンタリー映画を見たりしてください。自分ならどんな経験をしたいですか?何を聞いてみたいですか?そのためには、どんな準備が必要でしょうか?具体的に考えてみましょう。

メディア表現学部

メディア表現学科

体験授業の内容

フローチャートとアクティビティ図作りを通して、プログラミングの基礎を学ぼう

メディア表現学部では、理系・文系という括りを超えて、コンピュータプログラミングによるコンテンツ制作やサービス開発を学びます。この体験授業では、そのための基礎となる「フローチャートとアクティビティ図」を使った発想法を学びます。フローチャートの描き方に関するレクチャーを受けた後、実際にフローチャートを作成してみましょう。提示された要件に応えられるよう、自分なりの発想で改良してみてください。
また、教員から課題についてアドバイスを受けたり、みなさん入学後の夢や希望について質問したりする機会もあります。
参加にあたって、専門的な知識や、プログラミングの経験は必要ありません。この体験授業を通じて入学後の学びを理解しましょう。

先生からメッセージ

 学科に求める人は?
メディア表現学科では、自分が生み出す映像や音楽、情報が社会にどのようなインパクトや影響を与えられるか、という点を重視しながら学びます。映像や音楽、プログラミングやデータサイエンスの力を使って、どんな社会を創造していきたいか、そこに興味を持つ方にメディア表現学科をおすすめします。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
身の回りにあるものや日常のできごとをよく観察し、何でできているか、頭の中で分解してみましょう。たとえば朝起きて学校に行くまでに、あなたはどんな行動をしますか?「顔を洗う」「電車に乗る」までにも、水道の蛇口をひねったり、家のドアを開けたり、無意識にさまざまなことを行っているでしょう。こんなふうに、ある行動をするまでに、どんなことをどんな順番でするのか。あるいはその途中で分岐する別のやり方はないか、などを考えてみてください。そのようなものの見方は、発想力や、体験授業で行うプログラミングのプロセス「フローチャートとアクティビティ図」につながります。

芸術学部

造形学科

体験授業の内容

作る自分に出会うこと~立体と平面~

芸術には深い専門性と多様な表現領域の双方がありますが、ここではその入り口ともいえる好奇心、探究心、遊び心を発揮して、潜在的な創造力を引き出すことに挑戦します。はじめに与えられたモチーフをよく観察して粘土で立体作品を制作します。そこからさらに、鉛筆、コンテを使って描写します。対象を捉える2つの方法を体験して、あなたの感性と可能性を探ります。教員からのアドバイスを通じて作品を創造するプロセスを学びましょう。完成した作品を介して自分の考えや感情を相手に伝えること、作品を鑑賞して相手を理解することを体験します。美術の経験がなくても、意欲があれば積極的にチャレンジしてください。

先生からメッセージ

 学科に求める人は?
好奇心旺盛で、どんなことにも挑戦する人ですね。自分以外の人たちの意見や考え、育ってきた環境の違いを尊重しあえる、そんな人に来てほしいと思っています。

いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
総合型選抜は対象のモチーフを粘土で制作して、その粘土作品をモチーフとしてデッサンします。短い時間で2種類の作品制作ですので、細部にこだわらずにつくる・描く訓練が必要です。目で見て観察するだけではなく、手で触って観察する経験を繰り返してください。
(1)興味のあるモチーフを選び、粘土で造形してみましょう。少々荒っぽくても大丈夫です。その粘土作品を5枚ぐらいクロッキーして構図を比較します。この作業を、質感の違う他のモチーフを使って5種類以上チャレンジしてください。(粘土作品は写真で保管)
(2)全てのクロッキーをチェックして、良いところ悪いところを自己分析し、今度は時間を延ばして粘土造形とデッサンを繰り返してください。鉛筆だけで描く、コンテだけで描く、鉛筆とコンテを併用して描くなど、描き方を工夫することをおすすめします。
 

デザイン学部

イラスト学科 イラストコース

体験授業の内容

ことばからのイラスト~あたえられた「ことば」からイメージしてイラストを描こう!~

与えられた「ことば」から、自由にイメージを膨らませてイラストを描きます。
レクチャー:制作するためのポイントやアドバイスを行います。
 実制作:A4サイズの画用紙に描きます。
 作品講評:教員が仕上がったイラストについて講評します。

先生からメッセージ

 コースに求める人は?
イラストコースには色々な人が集まります。「絵を描くことが好きな人」はもとより、「デザインに興味がある人」「オシャレなものやカワイイものに目がない人」「流行に敏感な人」…。イラストの表現スタイルは多様ですから、個性を意識して自分らしい作品をめざしている人に向いていると思います。
 
 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
ラクガキ、スケッチなどで良いので、常に手を動かして描くことを心がけてください。さらに、入試では「ことば」からイメージして描くので、たとえば曲名や歌詞、小説などの文章からイメージを膨らませて、イラストを描くトレーニングをすると良いと思います。

ビジュアルデザイン学科 グラフィックデザインコース

体験授業の内容

オリジナルの「グラフィック・バッグ」をデザインしよう

グラフィックデザインとは、情報やメッセージに視覚的な「デザイン」を加えることで豊かな表現となり、人々の心に響くよう可視化されていく過程をいいます。この授業では最初に、自由奔放なライブドローイングを体験します。自分自身を解き放ち、みなさんの資質や個性を思う存分発揮させてアートしましょう。次にその作品をデジカメで撮影、PCにて文字情報と合わせてレイアウトした後、プリンターで出力しトートバッグに転写します。自らを解放する体験を楽しみながら、「造形(素材)→構成(デザイン)→展開(発信)」というグラフィックデザインのエッセンスを学びます。

先生からメッセージ

 コースに求める人は?
美意識、感性を鍛えたい人、好奇心旺盛で、楽しいことを見つけるのが上手な人です。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
入試ではライブドローイングに挑戦してもらうので、抽象表現の絵画をみて刺激を得たり、クロッキー帳に風や音など、見えないものを描いたりしながら、自身の感覚を線や形で素直に開放するエクササイズをしてみてください。

ビジュアルデザイン学科 デジタルクリエイションコース

体験授業の内容

メッセージスタンプをデザインしよう!

LINEやFacebookなどのSNSで使われるメッセージスタンプをデザインする体験授業です。最初にみなさんの地元の特徴を活かしたオリジナルキャラクターを制作します。
その後、そのキャラクターを喜怒哀楽などにバリエーション展開し、メッセージスタンプとしてデザインします。最後にデザインしたスタンプをプレゼンテーションし、アイデアを参加者で共有します。ゲームやアプリ、ムービーやインターネットサービス、VRなどのデジタル技術を使って、人とコミュニケーションすることに興味がある人に向けた体験授業です。

先生からメッセージ

 コースに求める人は?
新しい技術を活かして社会を楽しくしていきたいと考えている学生を求めています。デジタルツールなどの技術は入学後に学べるので、技術に自身がない方でも大丈夫です。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
自分の好きなスタンプの模写とそのスタンプの特徴を書き込んだ「スタンプスケッチ図鑑」をつくるのがおすすめです。積極的な観察とアウトプットの継続が表現力を高めてくれます。

プロダクトデザイン学科 プロダクトコミュニケーションコース

体験授業の内容

これからの社会に向けて未来の暮らしを想像、創造しよう

近年、様々な技術の発達により私たちの社会や暮らしは急速に変化しています。技術は日々進化しています。しかし、そうした技術の進化に対してそれをどの様に活用すべきなのかという事が追い付いていないのが実情です。この技術をどう使えばもっと便利、快適、素敵な社会や生活を実現する事ができるか?それを考えるのもプロダクトデザイナーの腕の見せ所です。体験授業では通常授業のように提示されたテーマに対して、いつ、どんな人が、どんな場所で、どのように使うのか?みなさんに様々な視点から仮説を立ててもらいます。これからの我々のより良い暮らしや社会生活にどんな知恵や用途・機能があったらいいかを打ち出してください。
一つの疑問や仮説から生み出す「未来をデザインする事」を体験しましょう。

先生からメッセージ

 コースに求める人は?
私たちの生活を彩る日用品から文房具、家電や車といった工業製品を自らのデザインで生み出したいと目的をもっている人。一方で、商品の企画や商品のプレゼンボードや商品パンフレット制作など、グラフィックデザインのスキル、写真撮影、また先端技術やプログラミングといった様々なデザインの要素を学ぶことができるので、どんなデザインをしたいかが、まだ決まっていない人にも興味を持ってほしいと思っています。
 
 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
日々の暮らしのなかで不便に思うことについて、もっとこうなったら便利で素敵になるのでは、と常に想像してください。普段、当たり前だと思っていることは、自分自身がその不便さや魅力に気付いていないかもしれません。何かいいな、何かいやだなと感じたとき、なぜそう感じるのか、その理由を常に考えてください。そして自分なりの視点、自分ならもっとこうするというアイデアをなるべくたくさん忘れないように描き留めてください。デザインを考えると世界が今までと違って見えるはずです。

プロダクトデザイン学科 ライフクリエイションコース

体験授業の内容

京菓子のパッケージをデザインしよう

文化と伝統が息づく京都で、長い時を経て完成された繊細な芸術品、京菓子。その京菓子を、さらに魅力的に見せるためのパッケージをデザインしましょう。菓子の特長、生まれた背景や歴史、食べる人や場面、場所などを想定し、パッケージのカタチを検討していきます。もちろんネーミング(商品名)も考えて、イラストや色、文字も構成して配置しましょう。一枚の紙(平面)からパッケージ(立体)を作る工程を学び、いよいよパッケージモデルを企画します。あなたのデザインするパッケージが、モノの魅力を最大限に引き出し際立たせることで、人々の暮らしを豊かに変えていく。そんな楽しみを発見する授業です。

先生からメッセージ

 コースに求める人は?
私たちの生活に関わるモノ・コト・空間のデザインに興味がある人。また、ものづくりが好きで、人や生き物・地球の幸せのために平面から立体、空間まで幅広く学びたい人に向いています。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
興味があるものをよく観察することです。どこが好きか、なぜ良いと思うのか、これを持っているとどう感じるか、など想像してみましょう。また、デパートのお菓子売り場などでパッケージをたくさん見て、20点ほどスケッチやメモをしましょう。

プロダクトデザイン学科 ファッションコース

体験授業の内容

新しく商品・サービスをデザインし、ファッションデザインに必要な事を発見する

小講義受講の後、人々が求めるファッション商品やサービスにおいて、教員が目標として掲げた成果をあげるような新しい価値をどのようにして生み出そうとするのかを考え、その計画-設計・素材・形状を具体的に示して、アイデアを他人と共有できる様な設計図にします。そして自分の計画を他の受講者に説明し、解説された者は意見を述べます。当体験授業には、あらかじめ準備した構想通りに計画を完成させようとして取り組むのでは無く、現場で示された目的を達成するための方法を自分の頭で考えて組み立て、計画達成の難易や制作上の課題について多方面から具体的に考えることを経て、より良い方法を見つけることを目標にして参加してください。

先生からメッセージ

 コースに求める人は?
人間に興味があり、ファッションの領域でその可能性を追求したい人。将来の自身をデザインしたい、大学の4年間でその下地をつくりたい人を歓迎します。
この機に、私たち自身の手で現実を変える方法について具体的に考えはじめませんか。私達と共に、服を着ることの謎を解き、人々の人生を明るくする方法探しに没頭しようではありませんか。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
私たちが誰かのより良い人生のためにデザインするとしたら、どのような可能性があるのでしょうか。現実に存在するファッション領域の商品・サービスのなかに、どこかを変えれば何かが良くなる、新しい価値を生むかもしれないことを探してみましょう。
そのためにはまず、今自分が身につけている服を細部まで観察してみてください。「もう少しスタイルがよく見えたら」「大人っぽい雰囲気になれたら」、そんな小さな困りごとはありませんか。これまであなたが購入しなかった服に足りなかったものは何でしょう。総合型選抜では、困りごとの解決に向けた設計図を組み立てます。数ある服のなかから選んでもらえる服作りの第一歩として、身近な服の課題発見に挑戦してみてください。

建築学科 建築コース

体験授業の内容

小学校の空き教室の有効活用プロジェクト 

子ども人口の減少により、あなたが通学していた小学校に空き教室(8メートル×8メートルの大きさ、2教室)ができることになり、その教室を、地元の地域社会に開くことになりました。地域の子どもは地域で育てる、という社会の流れは、小学校にも浸透していきます。あるいは、地域の高齢者は地域で見守るための場所が小学校の中に生まれるかもしれません。空き教室が地域社会にとってどのような有効活用方法があり、その新しく生まれる場所に小学生や先生や保護者がどのようにかかわるのか考えてみましょう。具体的に、高齢者サービス施設、地域図書館、こども食堂、児童館、コインランドリー、カフェなど自由に考えてみましょう。
<体験授業の流れ>
・課題についてのミニ講義、各自アイデアの発表と意見交換
・各自アイデアの具体的なインテリアデザイン作業、各自アイデアの最終発表

先生からメッセージ

 コースに求める人は?
建築に必要な視点は身の回りの環境に興味を持つこと。周りの人に幸せになって欲しい、暮らしの環境をよくしたいと考える人に来てほしいですね。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
自分が通っている高校の校舎が、病院になったらどうなるか、住宅になったらどうなるか。社会で起こっている問題を、どう解決できるか夢想してみてください。柔軟性のある考え方をする訓練をしてみて欲しいです。

マンガ学部

マンガ学科 カートゥーンコース

体験授業の内容

あなたの才能を見つけよう!~想いを絵にして伝える力~

カートゥーンとは、自分や社会を見つめる中で湧きだしてきた想いを、1枚の絵にして社会に向けて発信することです。そのための観察力や画力を磨き表現する能力を身につけることが、4年間の目標となります。そしてそのスキルは、諷刺マンガや絵本、ゲームなどの制作の場面で力を発揮します。この体験授業では、与えられたテーマから発想していく力をはかるイメージ表現に取り組みます。自分の得意な描き方で、思いきり自分を解放して、楽しみながら取り組みましょう。作品の完成度だけではなく、制作に取り組む姿勢やコミュニケーションの中から、みなさんのさまざまな可能性を見つけ出すことが目的です。

先生からメッセージ

 コースに求める人は?
人を楽しませたり、感動させたりすることが好きで、アナログでのしっかりとした画力をつけたい人、アート志向の強い人が向いていると思います。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
イメージ表現とはその人独自の世界観を表現することです。たった1つの言葉からでも各々違った、様々な世界が想像できます。その想像力を養うことと、イメージした絵が自在に描けるようにするために普段から人物や物の観察、スケッチの練習を、1カ月にスケッチブック2冊を目標に取り組んでください。

マンガ学科 ストーリーマンガコース

体験授業の内容

マンガ制作実習 ~ストーリーマンガの基本~

普段から授業で行っている「教員から丁寧なブラッシュアップを受けながら」作品を制作する形で、日本のマンガの基本とストーリー作りを学びます。体験授業では、マンガを描くために必要な基礎知識のレクチャーを受けてから、テーマに合わせてアイデア出しを行い、2頁のネーム(マンガのための絵コンテ)を作ります。初心者は一からのノウハウを、経験者はスキルアップのためのポイントを学ぶことができます。ストーリーマンガコースの学びの特徴である「マンガ業界人(マンガ家・編集者)によるきめ細やかな個別指導」を是非体験してみてください。

先生からメッセージ

 コースに求める人は?
・自分自身で物語を作って表現したい人
・日本で培われてきた「マンガ」スタイルを真剣に学びたい人

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
長い物語を考える必要はありません。基本の起承転結を一番シンプルに表現できる4コママンガなどで、「物語を考えてコマで表現する」練習をしてみてください。また、きっちりコマ割りされているマンガを選んで模写してみるのも、マンガ表現の練習になります。

マンガ学科 新世代マンガコース

体験授業の内容

読者の予想を裏切ろう!ラストシーンの作り方講座

マンガのラストシーンについて、読者の予想のさらに上をいくシーンを描ければ、読者はあなたのマンガから目が離せなくなります。そんなラストシーンを、キャラクターや設定、ストーリーに配慮しながら、どのようにつくっていくかを学びましょう。まずは読者の予想の上をいくシーンを描くテクニックについて、レクチャーを受けます。その後、実際にラストシーンを描く課題(配布された体験授業用マンガ作品の続きを2ページで作画)に挑戦しましょう。大切なことは、読者を意識したマンガをつくろうとする姿勢です。画力は高くなくてもかまいません。

先生からメッセージ

 コースに求める人は?
自分の描いたマンガで多くの人を楽しませたい、驚かせたい、ゾクゾクさせたい、笑顔にしたい、笑わせたい、深く考えて欲しいなど、読者に届けたい思いを持った人。またSNSなどデジタルに対応できるマンガの描き方を学びたい人。 
 
 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
たくさんマンガを読んで、鉛筆でいいので簡単に模写してください。ページをまるごと。できれば1話まるごと。高い画力よりもコマ割や構図そしてキャラクターたちの胸に刺さる言葉を写し取って「その作品がなぜ面白いのか?」について自分なりに分析してみてください。模写する際の絵は簡単な絵でいいです。それよりも、マンガのページ構成について深く考える習慣をつけておいてください。

マンガ学科 キャラクターデザインコース

体験授業の内容

キャラクターデザインの意義を理解し、オリジナルキャラクターを描こう

「キャラクターデザインとは何か」をテーマとした教員によるレクチャーの後、文章で与えられたシーンの絵を描く課題があります。そのシーンの中で、キャラクターはどういうふうに活躍できるのかを考えて、A6サイズで2~4枚のラフ案を描いてみてください。その後、ラフの中から一点を選んで、A4一枚のイラストをカラーで仕上げましょう。これらの体験授業を通じて、キャラクターデザインとは何だろうか?を考えながら、あなたが考えるキャラクターの可能性について考えましょう。

先生からメッセージ

 コースに求める人は?
まずはキャラクターやイラストを制作し発表することに意欲的であること。そして、キャラクターデザインやイラストレーションが関係する社会のさまざまな分野に興味を持っていることです。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
キャラクターやイラストコンテンツ以外の分野にも興味持ち、リサーチするようにしましょう。たとえばファッションをジャンルごとに雑誌でチェックし、色調の変化やその歴史を調べる、など。また、絵の練習ではモチーフを必ず「見て描く」「よく観察して描く」を徹底しましょう。上達への第一歩です。創造するうえで必要なアイディアを蓄えるために、「見て知る」ことがとても大切です。

アニメーション学科 アニメーションコース

体験授業の内容

アニメーションの基礎を学ぶ

アニメーション映画に必要な「発想力と表現力」に重点をおいたワークショップを行います。与えられたテーマ(簡単な言葉が与えられます)から自由に発想し、あなたのアイデアや世界観をイラストとして表現してみましょう。この課題では、どれだけのイメージ力を個性として持っているかが重要です。思いっきり楽しみましょう。制作した作品について、他の受験生と共有したり、アニメーションのプロでもある教員の意見を聞いたりする機会もあります。自分自身がわくわくするようなイラストを描いてみましょう。

先生からメッセージ

 コースに求める人は?
映像を通してメッセージを送りたい、絵を動かす喜びを味わいたい、という人向けです。アニメーターは役者であり画力だけでなく演技力、演出力が求められます。将来2D、3D、クレイなどのアニメーション映像を作る上で必要な「動き」や「カメラワーク」、「演出」などの基礎をしっかり学びましょう。

 いまから総合型選抜までにどんな準備をしたらいいですか?
アニメーション表現では2Dや3Dに限らず「絵心」や「芝居心」がとても重要です。普段からのデッサンの勉強はもちろんですが、たくさんの映画や芝居を見ましょう。作品を楽しむだけではなく、どのような映像演出や工夫がなされているかに注目し研究してください。試験までに空想力や映像表現の幅を広げておきましょう。

人間環境デザインプログラム

体験授業の内容

京都の市街地の空き家(京町家)の有効活用を考えよう

京都中心市街地では京町家が空き家のままで売却され解体されたり、減少しています。これは社会全体の消費傾向の変化や少子高齢化による人口減少等に原因があると考えられます。一方で京町家は景観財として内外で高く評価され、飲食店や宿泊施設等に活用される例も多く見られます。しかし、新しい所有者が地域社会とのつながりが薄く、地域コミュニティーの弱体化とつながっています。そこで空き家が地域社会にとってどのような有効活用方法があり、その新しく生まれる「空間=場」に地域の皆さんがどのようにかかわるのかを考えてみましょう。具体的に、高齢者サービス施設、地域図書館、こども食堂、児童館などへの変容を自由に考えましょう。

もっと詳しく知りたい人に

総合型選抜1期について、よくある質問と回答をまとめました。エントリーから体験授業、出願手続きに至るまで、みなさんの疑問にお答えします。
京都精華大学の入試は「誰もが得意なことで受験できる」ことが特長です。タイプ別にオススメの入試制度を紹介します。それぞれのポイントを理解して、自分に合った入試制度を探してみましょう。