どう変わる?なぜ変わる? Reorganization 2021

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2021年4月に実施する学部改組の内容とねらいについてご紹介します。

どう変わる?

「2050年の世界」を見据えた2つの新学部を開設。学びの領域がさらに広がります

2021年4月、京都精華大学は新たに2つの学部を開設します。
グローバル化する世界を見つめ、体験的に学ぶ「国際文化学部」と、テクノロジーを駆使して新しい表現を追求する「メディア表現学部」。
共通する目標は「イノベーション」。未来を自らつくりだす人間の育成をめざします。
※「人文学部」と「ポピュラーカルチャー学部」の募集は2020年4月に停止します。
※内容は予定であり、変更する場合があります。

国際文化学部

グローバルとローカルの視点から、多様な人々が暮らす社会のより良い姿を追求します。
 

メディア表現学部

メディアとコンテンツに関する幅広い知識とビジネス感覚を身につけた、新しい価値を創造するクリエイターを育てます。
 

人間環境デザインプログラム(学部横断型学位プログラム)

新学部を加えた5学部を横断しながら学ぶ、従来の学問分野にとらわれない学位プログラムを新設します。

共通教育の拡大

学部専門教育の変化とともに、共通教育カリキュラムも拡大・強化されます。詳しくは『学びの特色』ページをご覧ください。

なぜ変わる?

未来を自らつくりだす人を育てるために

誰かがつくったルールや、今ある枠組みのなかで右往左往するのではなく、自分自身で新しい社会のあり方を構想し、つくり出していけるような人間を育てていきたい。
それこそが、本学の建学理念である「自由自治」を体現する、自由な人間のあり方です。

大きく変化していく世界やマーケットの動向、そして、ICT (情報通信技術)やAI (人工知能)を中心とするテクノロジーの進化。
京都精華大学は、今から約30年後の2050年という未来を見据え、新たな時代の要請に対応できる大学教育をめざしています。
たとえば、世界の人口分布。日本は2050年に9515万人と、1億人を切り、高齢化率が4割に達する一方、働く世代や子供の数はどんどん減っていくと推計されています。これに対して、アフリカ・アジアの人口は増え続け、経済成長率 (GDP)で見ても、ナイジェリア、エジプト、南アフリカなどのアフリカ諸国、ベトナム、インド、バングラデシュなどの東南アジア諸国が上位を占めると見られています。人口動態に応じて、生産や消費や労働など、経済活動の中心も移り変わっていくのです。
世界の企業の時価総額ランキングで、平成元年には上位を独占し、50位以内に30社以上が入っていた日本企業は、その後の30年でトヨタ自動車 (35位)だけになっています。合併や買収などで名前が消えた企業も少なくありません。

こうしたデータを見ても、大きな企業や組織に入れば安心という時代はもはや完全に去り、再びそういう時代が来ることも考えられません。だからこそ、これまでになかった新しい仕事や価値や表現を生み出して、社会を変えていくイノベーションの力が必要になるのです。

グローバルとローカル。テクノロジーとアートやデザイン。
2つの学部がめざす教育の方向性から、イノベーションに欠かせないキーワードが浮かび上がってきました。

2021年度末に新校舎「新・明窓館(仮称)」竣工

現在、京都精華大学では、人々のバックグラウンドや属性を理由にした不自由、差別、排除がないキャンパス環境を着実に整えるための計画が進行中です。その一環として、48年間親しまれてきた「明窓館」も新しく生まれ変わります。
新・明窓館(仮称)がめざしているのは、国内外問わず多様な人々が訪れ、学生や教職員が交流し互いに成長するグローバルな場。学生の自主的かつ主体的な学びを支えるため、いつでも自由に使用でき、議論や制作等にも活用できるラーニングコモンズとしての場。そして、目的や規模に応じてさまざまに対応できる大学活動の発表、情報発信の場です。天ヶ池や水路などの学内の自然環境も活かせる形で、キャンパス全体が融合していくような設計となる予定です。

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